2017年06月23日

今更西村賢太の苦役列車を読む@桐野夏生のアンボスムンドスに私が載っている



 

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色々本読んでます。頑張ってます。
読んだら読んだで面白い、でも勉強してる気分になってる。
だから毎日、仕事と勉強ばっかりしてる気がしてて、頭を使ってる気がしてて…自ら望んでそれをやってる割にはストレス溜まってそうです。
それでも読む事はやめられません。強迫観念っていうんやろうか、読む事がそんな感じになってます。




西村賢太の【苦役列車】、今更読みました。





軽くググった感じ、難しい言葉こねくりまわしてて難しい系なんかなと思ってたんやけど、普段チャレンジしてる本に比べると短時間で読み終わりました。

今このブログを書くにあたって再度ググってるんやけど、
【村上龍は「高い技術を持っているが、『人生は不条理だ』というテーマは陳腐だと思う」と評した。】
ってwikiに書いてありました。
私もおなじような事を思いました。

高い技術を持ってるかどうかは私にはわからんのやけど、陳腐っていうのはそうやなあと。
あんまり居ないけどたまに居てる人、っていう感じ。
「主人公みたいな人、おるおる」って。



本を割と良く読む人っていうのは大卒やとかそこそこの収入というか…普通に正社員としてお勤めの方の割合が高いのかもしれません。
そういう普通の人からすれば、こういう話は新鮮なんやろうか。

私はどちらかといえば底辺出身なので「こういう人おるおる」と思ってしまうわけです。


でも、色々な本を頑張って読んできて思ったのは、
本を沢山読めば、「こういう人、おるおる」と、お話に出てくる人と照らし合わせて「おるおる」が出来るような気がするんですよね。

実際周りにそういう友達がおらんくても、疑似体験(?)出来てるっていう。体験というか、友達からではなくて著者から聞きました、的な。



えっと、
【『事実は小説よりも奇なり』とか言うけど、全然奇じゃなくて結構普通。】
というのが、私の【苦役列車】の感想ですね。
村上龍さんが評しはった、「陳腐」っていうのがそれですよね。同意見で御座います。



【苦役列車】を読んで思ったのは、
もっともっと面白い体験をしてる人っていうのはいっぱい居てて、例えばそれをブログに書いてる人も今やと一定数存在してて、
私小説として書く価値のあるネタを持ってる人は世の中に沢山存在してるけど、小説を書けるレベルの文才がある人は滅多におらんって事よなぁ…、
という事です。



たまに、おじいちゃんで「私小説を書いた。自分のこれまでの人生は本にする価値があるぐらいの事があったから、自費出版する」的な事を仰る人がいます。
そういう人に関しては、聞いてみると「そんなんその当時の人達なら結構な割合で経験してるんちゃうのん?」ぐらいの事を「俺は凄い経験をしたから書かないと」と意気込んでいる人が多いです。多いというか私の知る限りでは全員です。

上記の話をして何が言いたいかというと、
『西村賢太さんよりも私のほうが面白い人生経験してるけど、私には文才が無いから書けないの。』
とか言うてるわけではないですよ、という事ですwwwww


いやでもほんま、例えば週刊誌の1記事にしてみても、小説にしちゃったらめっちゃ面白くなるんやない!?っていうネタ、いっぱいあるんやろうなあ。

逆に言えば、おもんない話も、小説家さん達に書かせたら面白くなったりするんやないんやろうか。
私は小説を書いた事が無いので小並感な事を言ってしまいました。ごめんなさい。






と、ここで桐野夏生に話を変えるわけです。

【アンボスムンドス】読みました。




この本は面白い。
短編集なんやけど、Amazonのレビューにも書いてあったんやけど、「短編にするのが勿体無い」って話ばっかりです。
全部長編で書けるネタやと思います。


てかやっぱり、私小説よりもフィクションのほうが、そらいくらでも話の内容いじくりまわせるんやから面白くなるんかなぁ?????とふと思いました…。が、いやそれにしても桐野夏生はやっぱりすごい。面白い。読ませるねぇ〜て感じですね。


んでその短編の中の1つに、『怪物たちの夜会』という話があります。
不倫の話です。
その内容が私の昨年まで続いていた(?)不倫と酷似していて、
『なにこれ…私やん…桐野夏生が私の事を書いとる…』と思いました。

女性がとった行動と私の行動は全く違うんやけど、男性の行動が酷似しすぎていました。
大学の講義中に読んでたんやけど、固まりました。
まあ色々思い出しました。

世の中の【不倫】がワンパターンやから「私の事を書いとる…」と思ったんやろうか。それともたまたまなんやろうか。
正直前者やと思います。不倫なんてワンパターンなんやろうなと。
まあそれでも桐野夏生は凄いんですよ。読ませるねぇ〜。大事な事なので2回書きました。←この言い回しもう古い??

そんな感じで、びっくりしてしまったお話しでした。


因みに、その話のオチに「うわぁ」となりました。私はそのパターンにならなかったので強い人間なのかもしれません。
逆に、「その話のオチをそうしてくれてありがとう。」と思いました。そのオチになってた事によって、私は救われました。
桐野夏生さんが、私のような人間を救おうとしてそういうオチにしたのかどうかは定かではないですが、私としては、同じ経験をした人は救われると感じました。


ほかの短編も面白いです。私桐野夏生さんの作品はほぼ好きなので、今回もいつも通り面白いなあと感じました。

ネタバレさせないように2冊の書評(?)を書いてみました。
他にも色々読んでるので、また気が向いたら書きます。終わり

 











 



 



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posted by くりはらりえ at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 何の参考にもならない書評+雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする