2017年12月14日

二重の剥奪@心理的剥奪状況めっちゃ怖い



 

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私が大学院で研究したいジャンルの本かな?と思われる物を読んでいってる中で面白かった本があったので自分メモとして書いておきます。


池上彰の本なんですよね…。
タイトルだけで手にとって、地下鉄の中で『さあ読もう』と思ったら、まさかの池上彰…。
池上彰=ニュース分かり易い系、みたいなイメージで。真面目に興味のある本は池上彰で読みたくねー、とか思ったんやけど。頭悪いから簡単に解説してくださーい!と思った時は池上彰の本買うんやけどね。

とか思いつつ読んだら普通に真面目に書かれてました。アホに分かり易く教えてる系の本ではなくてごく普通の新書でした。
児童福祉施設系の話が中心です。
Amazonのレビューを軽く読んだ限りでは、前半は池上彰氏の勉強不足が見えるらしいです。でも後半は良いと。
私の中では、前半おもんないな…と思いました。勉強不足かどうかは知らんけど、「ふーん。そうなんやー。覚えとくー。」て感じ。
でも後半は他の人のレビューと同じく面白かったです。

というのも、私はそこまで児童福祉施設には興味が無くて。そういう環境で育ったわけやないから。それはそれで解決してくれる人にお任せしますのでどうぞ税金をお使い下さい、ぐらいの感覚です。
私が興味を持ってるのは、貧困家庭で生まれ育って勉強する意欲が湧かんようになってる人達、です。自分がそうやったから。
逆に言えば、児童福祉施設とかで育ったほうが、ボランティアの人が来たりとか学費免除になったりしたりとか…頑張れば報われるような仕組みを作っていこうとしてる節があると思ってます。きっかけが与えられる機会がそこそこ多いイメージ。
そうやなくて、児童福祉施設に預ける・預けられるほどは逼迫してないというか、普通に子供好きやし育ててるよー、でも貧乏ですーフリーターですー窓際族ですー、みたいな意識低すぎる系の親に育てられてる子供って、学校から完全に見捨てられてると思ってて。学校っていうのは頑張る子か頑張らなさすぎる子ばっかり構ってて「アホやけど遅刻せんと毎日学校には来てる子」みたいなタイプには見向きもせず「特に問題ない目立たん子」認定して放っておくと思ってるんですよ。そういう子は勉強の仕方がわからんくても誰にも教えてもらえず、「別に怒られへんしえっかー」って勉強嫌いになって高卒で就職もせんとフリーターになる…ような気がしてます。もしくは普通に偏差値の低い大学でカモ講義ばっかり受講したりして卒業し、フリーターになる。
この例に限らず、とにかく「中途半端に意識低い親に育てられてるが故に見向きされてない層の子供の学力」を底上げしたほうが、外国人労働者連れてくるより良いやろー、と個人的に思ってます。ホテルのフロント業務で外国人と一緒に仕事してるけど、外国人めっちゃめちゃ優秀ですよ。日本人意欲低すぎる人多すぎ。浸食されるで。
「そういう子は頑張らんのが悪い」とか言う人は、【意識低い親に育てられる&きっかけを与えてくれる人が皆無やった】ていうのはどれだけしんどい事かっていうのをわかってないです。世の中にはいろんな人が居てます。

上記はただの私の意見です。池上彰関係ないです。


本の後半は、池上和子さんという人が書いてます。池上彰関係ないwww編集してるのが池上彰です。
その後半が興味深かったです。

外的な環境があまりにも恐怖と不安に満ちていると子供はそれを正視する事を避けて、内的に考える機能が奪われてしまうらしいです。
こういう社会的環境の外的な剥奪状況が内的な剥奪状況を生じさせる事を【二重の剥奪】というそうです。心理的な機能が剥奪されてまうと。子供の考える心の機能が壊されてしまうと。
幼い時期から養育の連続性が慢性的に混乱している生活を続けてくると、子供は次第に自分の生活を場当たり的で気まぐれに過ごすようになり、そうした経験の積み重ねが自分の人生そのものを同じように捉えさせます。つまり、先のことは考えても仕方ないので、人生を場当たり的なものと感じ、心の内は次第に虚無感や無力感に覆われていきます。

こういう主体性が希薄になった子供が、学校教育に適応出来ずに学ぶ事に対して無力感に陥っていくと。んで教師からも見過ごされてまう事は【養育ネグレクト】【教育ネグレクト】っていうみたいです。いやほんま、自分の意見として書いたのんと一致しすぎとるから。名称がちゃんとあるんやねー。


更にこれに関する話には続きがあって、児童養護施設で育った子が、勉強するのが楽しくなってきたんやけど、「大学に行きたいです。でも僕はこんな成績しか取れてないのに大学に行きたいとか言っていいんでしょうか…」みたいな事を言いにくそうに口にして。ばり可哀想…(´・ω・`)
成長に伴い、考えることにとどまれるようになったがゆえの不安と心の痛みも表現されています。自分自身に希望をもち、その事を大人に話した時、大人は果たしてバカにしたり無視しないで受け止めてくれるだろうか…。この不安感には、虐待的環境のもとにあった子供の心理的傷つきと、そこからの修復に向かう心の世界がよく表されています。

ばり泣けるわー。自分と重ねて泣けるわほんま。私は臆することなく口に出しまくってアホ大学に受かりました!えっへん(^◇^)

こういう系の事がちょこちょこ書いてあったので、この本面白かったです。
ほんまこういう人を減らしてほしいし、大学院でそういうのん研究させて頂けるならばりばり研究したいですね。

いやほんま、意識低い系の友達(でも子供は大好き☆)の子供とか、勉強するの楽しい!って思えればええ学校行けるやろーて思うぐらい記憶力抜群やったりするし。ほんま勿体無いと思います。子供の頃ちゃんと勉強しとかんかったら伸びひんからね。オッサンオバハンなって勉強して伸びる人って稀・若しくはスペシャルな勉強法使ってる・マメな性格、とかそんな人ぐらいやろ。大体の人はオッサンオバハンなってから勉強してもなかなか伸びひんし記憶力衰えてるから。

私みたいな中途半端な状況とか、本に書かれてる子のような状況の人はいっぱい居てるので、そういう「将来意識低い系の大人になる子供」を減らす作業に携われたらええなー、とか、ぼんやり思ってます。終わり

 











 



 



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posted by くりはらりえ at 10:49| Comment(0) | 何の参考にもならない書評+雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする